2016/01/10 すみれ通信 平成28年1月 第51号




〜おすすめ絵本〜

「教室はまちがうところだ」

 蒔田 晋治/作   長谷川 知子/絵
 子どもの未来社 2004年


「教室はまちがうところだ
 みんなどしどし手をあげて
 まちがった意見を言おうじゃないか
 まちがった答えを言おうじゃないか。」

学校の教室を舞台にした蒔田晋治氏の詩が絵本になっています。学校っていいところだなぁと思えるそんな絵本です。

2015/10/01 すみれ通信 平成27年10月 第50号




〜すみれスタッフより〜

「一生懸命」

 「暑い、暑い」と口癖のように言っていたのに、いつの間にか夏が終わり秋がやってきました。2学期といえば運動会・体育祭がメイン行事ですね。うちの末っ子は中学2年生ですが、2学期が始まって数日後に体育祭の出場競技決めがあったようで・・ある日、私が帰宅すると「みんなが嫌がって決まらんかったから、800m走に出ることにしたんや」と話してくれました。長距離走は陸上部が出ることが多いため敬遠されがちでメンバーが決まらず、だったら僕がやると立候補したそう。陸上部には負けたくないと野球練習から帰宅後に自宅周辺を走る毎日でした(サボる日も何日かあったけど)。
 そして体育祭当日の朝、「絶対3位以内に入るから」と宣言し登校。プログラムが進み、いよいよ800m走が始まりました。日々の練習の成果か2位をキープ。息子も必死に走り、親も力が入り大きな声で声援を送り続ける中、ゴール直前に抜かれ結果は3位。最後の最後に抜かされたことは残念だけど、「3位に入る」という目標は達成しました。
 帰宅後、頑張ったことをねぎらうと、「最後に力抜いてしもた」と悔しそうに話し自ら反省・・。結果はちょっと残念だったけど、人が敬遠することを自分から引き受けたり、引き受けたことに対して一生懸命取り組む息子の姿に心から「すごいな」と感心するとともに、誰かに言われたからするのではなく自ら決めて実践することの大切さを感じました。
 なんとなく過ごす毎日よりも、結果がどうであれ何事に対しても一生懸命取り組む毎日を過ごしていきたいと改めて思わせてくれた体育祭でした。

2015/07/01 すみれ通信 平成27年7月 第49号




子どもの喜怒哀楽に焦点をあて、感情が育つための大人の関わり方について考えていきます。
今回は子どもの“怒り”の発達です。


子どもに限らずヒトが怒るのは生理的な反応です。

“怒り”は脳の扁桃体と呼ばれる部位で生じ、“怒り”のコントロールには、前頭葉を働かせて思考することが有効と言われていますが、子どもには非常に難しいことです。大人が一方的に解決策を提示するのではなく、まずは子どもの気持ちを受け止めましょう。

その上でどのように考えると怒りが静まっていくのかを子どもと一緒に考えていくとよいでしょう。

子どもの気持ちを受け止めずにいると、次第に怒りを抑え込んでしまい、怒りの感情だけでなく、うれしい・楽しいといったその他の感情までも表現することが少なくなってしまいます。


“怒り”育ちのワンポイントアドバイス

まずは“怒り”を受け止めましょう
 
こどもと同じ勢いで“怒り”口調で接するのではなく、
「もっと遊びたかったのに、帰ると言ったから怒っているのね」
と気持ちを受け止め、「また遊びに来ようね」と怒りを鎮める解決策を共に考えましょう。

2015/04/01 すみれ通信 平成27年4月 第48号



「節目の春に寄せて」

児童家庭支援センターすみれは、平成14年4月に開所して今年で丸12年が経ちました。「地域の子育て支援の拠点になる」ことを目標に、小さな活動から少しずつその輪が広がってきました。開設当初は、どんな活動をしたら良いのかもわからず、手探り状態の中でのスタートでしたが、今では少しずつ「すみれ」の名前も理解してもらえるようになり、活動範囲が広がってきています。12年というひとサイクルが終わり、また新たなサイクルに入るこの節目の時に、センター長に就任することを、私自身感慨深く感じます。
この12年の間に、児童家庭支援センターの役割が、地域における役割の重要性と専門性の発揮がより問われるようになってきています。そのような中でも、「すみれ」はいつも地域の中にあり、行政ではなく民間だからできる支援を考え、一つ一つ丁寧に家庭や児童に関わっていくことができる相談機関でありたいと考えています。すみれの花が、少しずつ茎を伸ばし、根を伸ばし、種を飛ばして花の輪を広げていくように、そんな支援ができる機関でありたいと願っています。
 さて、すみれの花がまた咲き始める春です。新しい年度を迎え、心も新たに少しずつ活動を広げていきたいと思います。「すみれを知っていて良かった」「すみれに相談してみてよかった」という声がたくさん寄せられるよう、これからも日々努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2015/03/03 すみれ通信 平成27年1月 第47号



絵本は子どもが自分で読むための本ではなく、大人が読み聞かせる本です。だからといって上手に読む必要はありません。
子どもと向かい合って読む時間を共有することが大切です。お母さんやお父さん・・子どもにとって大好きな人が「自分のためだけに読んでくれている」という時間が子どもたちに愛情として伝わるのです。


〜おすすめ絵本〜

「わすれられない おくりもの」

もの知りでかしこく、みんなからとても頼りにされていたアナグマと野原のみんなとの別れ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない…。友だちの素晴らしさ、生きるための知恵や工夫を伝えあっていく姿に心が温かくなります。