2017/04/11
平成29年度
アメニティホーム広畑学園事業計画

[指導目標]
[重点目標]
兵庫県児童養護連絡協議会の子育て支援規準「そだち」を遵守し、施設運営・施設環境及び施設ケアに関しての改善・充実を図り、子育ての質の向上に努める。また、地域に根ざした開かれた施設として、地域の子育て支援の拠点となるよう努力する。
1 職員の専門性・資質の向上
研修の計画的な実施・スーパーバイズの実施により、職員一人ひとりの専門性や養育の質の向上を目指し、施設環境やケアの充実、及び人材育成に取り組む。また、業務の省力化をより推進する。

2 人材の確保・職員体制の充実
子ども4人:職員1人の職員配置を行うとともに、職員のメンタルヘルス対策に努める。また次年度に向けた人材確保に計画的に取り組む。

3 事業内容の充実
 基本理念(敬愛信)に基づき、子どもの自立支援のために、安心・安全な環境を整え、個々の成長発達を支援する。特に、権利ノートの活用や生活日課の見直し、学習支援の充実に取り組む。自立支援や家庭復帰に向けては、自立支援計画の立案・進行管理に力を入れて取り組むとともに、家族支援の充実のために親子訓練室を活用する。また、第三者評価を受審し、養育の見直しを行う。

4 地域貢献
  地域の子育て家庭への支援を充実させ、社会貢献に努める。特に里親委託推進に寄与し、里親支援のさらなる充実に取り組む。

5 安定した経営の推進(リスク管理)
リスク管理を強化し、入所児童の安心な生活環境の提供とともに、社会から選ばれる施設を目指す。特に防犯対策の充実と安全点検等日頃からの危機管理を徹底し、事故等の内容分析や職員間の情報共有を強化して、事故予防につなげる。

6 将来計画の策定と着実な推進
家庭的養護推進計画に従い、施設養護の分散・小規模化に向けた環境面・人材面の計画立案を引き続き進める。



[生活目標]
[事業計画]




1 職員の専門性・資質の向上
  一人ひとりの資質・専門性の向上、人材育成に取り組む。
(1) 園外研修の計画的な実施
 ア 支援技術(セカンドステップ等)に関する研修に参加する。
 イ 外部研修への参加推進
外部研修年間計画を作成し、研修に積極的に参加する。また、職員自らが行きたい研修を見つけ参加するよう推奨する。
 ウ 資格取得の推進
    施設養育士等の資格取得を推進する。
 (2) 内部研修の計画的な実施
ア 生・性教育ついての研修を計画・実施する。
イ 視聴覚教材を活用した研修の実施や、性教育・人権に関する職員チェックリストの実施により、自らの支援の振り返りや具体策を学ぶ機会を設ける。
ウ 月1回のスーパーバイズの実施
 エ 人事評価制度の活用
    職務基準の理解を深め、業務の確認や見直しを行う。
オ 自己啓発活動のしやすい職場風土づくり
事例検討会・学会等への発表や大学講師の委託等を推奨し、学ぶ職場風土を作る。
  カ 社会人としての基本的なマナー・礼儀作法についての研修を行う。
キ 記録のデータ化及び業務省力化の推進
  情報共有化システムの活用を行うとともに、様式の改変・必要書類の整理・年間業務計画の立案を行い、業務の省力化を推進する。
2 人材の確保・職員体制の充実
(1)4:1人の職員配置を行うとともに、次年度に向けた人材確保を計画的に実施する。
(2)職員のメンタルヘルス対策に努める。
(3)実習生受け入れについて職員間で意思統一して指導し、福祉人材育成に寄与する。

  







3 事業内容の充実
子ども達が夢や希望を持って自立するために、安心・安全な環境を整え、個性を尊重しながら成長・発達を支援する。また、基本理念(敬愛信)に基づく支援を行う。
(1) 利用児支援の充実
ア 安全で安心できる生活の場の保証  
(ア) 児童との良好な関係の構築
     権利ノートを活用し、児童が意見や思いを出しやすい環境を作る。また、個々の自分史や生い立ちの整理を行う。
(イ) 児童の思いを聞き取る機会の設定
    児童会や暴力調査等を定期的に開催し、児童の思いをくみ取る機会とする。
(ウ) 生活日課の見直し
   子どもと共に生活する視点を大切に、生活日課やルールの意図するものを追求し、その内容の見直しを行う。
(エ) 発達に応じた養育の実践
   ○生・性教育を発達年齢ごとに実践し、それを通じて命の尊さを伝える。
    ○週末里親・季節里親との連携を通して、家庭体験の機会を大切にする。
   ○社会体験や企業見学等を通して、自立に向けた知識・意識を高める。
イ 基礎学力の向上と学習習慣の定着 
(ア) 個々の学力に応じた学習の取り組み及び学習支援を充実する。
(イ) 進学塾や資格取得を推進する。
ウ 意欲的・自発的な取り組みの推進
   行事企画委員を通じて、児童の意見が反映された行事立案を行う。また、年間計画を立案し目的をもって取り組むよう支援する。
エ 教育的・治療的な支援の充実
   (ア) 心理療法の実施 (個別的な関わり)                                     
個々の発達課題・心理的課題に応じて心理面接等を実施する。また、個別なかかわりの中で、学習等個々の課題への支援を行う。
(イ) ケースカンファレンスの充実
   カンファレンスシートを活用し、ケースアセスメントや情報共有を改めて行うことで、支援の充実を目指す。
オ 食育の推進                
   各棟において楽しい食事を心掛けるとともに、野菜作りや調理、給食便りの作成を行い、食べ物の大切さと感謝の気持ちを育む。
(2) 親子関係調整・家庭復帰の調整
  ア 児童、保護者との良好な関係の構築
  〇定期的な面談や話し合いの場を持つことにより、児童・保護者が意見や思いを出しやすい環境を作る。
  ○家庭引取りケースについては、引取りに向けたプログラムを立案する。
   ○必要に応じて、家族訓練室等を活用する。
イ 自立支援計画の活用
   ○アセスメントを充実させ、それに基づく自立支援計画の作成を行う。作成にあたり、その内容について再度職員研修等で徹底する。
  ○インテーク(入所前)からアフターケア(退所後)を見通した支援を行う。
  ○自立支援計画の見直しや評価を、児童・保護者・こども家庭センターと共有する。また、計画内容について日々職員間で共通理解を図る。
ウ 関係機関等との連携
 ○こども家庭センターや学校等との連携を密にし、個々の課題や支援の多様性に応じるべく、情報の共有や信頼関係の構築・強化に努める。
  ○児童家庭支援センターすみれと協働し、退所児童及び保護者の現状把握に努める。
(3) 第三者評価の受審
施設養育の全体的な見直しやマニュアルの整理・整備を行う。
  




[年間行事予定]     

月 法人及び園内行事 招待行事 地域行事 協議会行事
4 お花見 関西電力招待
5 春の遠足
ペーロン大会 川まつり こいのぼりの集い
6 新日鐵招待
夜店招待 サッカー大会
7 夏のホームステイ
八幡ふれあい祭り 卓球大会
8 各棟の旅行・お盆行事
各棟の棟製作発表
外食行事
8・8の会
淳心学院招待
姫路友の会招待


夏祭り
送り火
地蔵盆
野球大会

9
10 あいむフェスタ 蒲田神社秋祭り バレーボール大会
11 七五三詣り ソフトボール大会
みんなの文化祭
12 園内クリスマス会
園内餅つき
外出行事
年末年始ホームステイ 姫路友交会餅つき
獅子舞保存会餅つき
ニチリン招待
ホサンナ招待







1 お正月外出行事
新年会
新春かるた大会
とんど
厄神祭
2 節分行事
耐寒遠足 NTT餅つき ドッチボール大会
3 激励会
卒園・卒業を祝う会 おもちゃ王国招待

4 地域貢献・社会貢献
地域の子育て家庭への支援を充実させ、地域社会への社会貢献に努める。
(1)地域子育て支援の充実
  子育て支援ニーズの発掘に努める。
ア 子育て短期支援事業、病児保育事業、緊急一時保護の実施
児童家庭支援センターすみれと協働して、幅広いサービスを提供する。
イ 児童健全育成事業(チャレンジクラブ)の企画・運営を行う。
ウ 地域行事へ積極的に参加する。
(2) 里親支援の充実
    里親支援専門相談員を配置し、里親支援機関として里親支援の充実を図る。
ア 各こども家庭センターからの依頼による里親家庭訪問等相談支援業務の実施
イ 播磨地区里親会との連携(里親サロンの開催)
ウ ケースの見直しや施設児童・里親のニーズ把握をし、里親委託を推進する。
(3) 広報・予防啓発活動の充実
ア 機関紙「そだち」の発行
 イ ホームページの更新(1回/2か月)
 ウ 地域への啓発
園・法人行事(あいむフェスタ等)の企画・参加を通して、啓発を行う。
 エ 児童虐待防止活動
児童虐待防止オレンジリボンキャンペーン等、児童虐待防止活動へ参加する。
  オ 記録メディアの整理
    園保存の記録メディアの整理を行う。

5 安定した経営の推進(リスク管理)
  入所児童が安全・安心に生活できる環境を提供するため、リスク管理の側面から危機管理マニュアルの見直しや防災・防炎の整備を進めるとともに、苦情解決制度の活用を図り、選ばれる施設を目指していく。
(1) 危機管理体制の充実
 ア 危機管理マニュアルの見直し
危機管理マニュアルの内容精査・充実を行う。
イ 防災・防炎の整備
   必要備品の購入やマニュアルの精査を行う。
ウ 日常からの危機管理の徹底
   安全点検箇所のチェックリストを見直し、毎月1回の安全点検を徹底する。
  エ 防犯対策の強化
    防犯カメラの増設、外壁の整備
(2) 苦情解決制度の活用
   ア 苦情解決制度の周知徹底
    掲示物や職員会議・児童会により、苦情解決制度の周知徹底を図る。
   イ 苦情・事故・ヒヤリハットの内容分析
    苦情・事故・ヒヤリハットの内容分析を定期的に行い、職員会でその内容を周知徹底し、事故防止につなげる。
(3) 安全推進員の設置
    安全推進員を活用し、職員の安全意識の向上に努めるとともに、法人内の情報の共有を行う。
 
6 将来計画の策定と着実な推進
家庭的養護推進計画に従い、将来的な施設養護の分散化・小規模化に向けた環境面・人材面の計画立案を引き続き進める。


1.生活

2.保護者

3.学校

4.日課